
松山市で行った塗床工事について、各工程を写真で分かりやすく解説しています。
施工前の床の状態
施工前の床の状態です。
全体に剥がれやクラックが広がっており、下地処理が必要な状況でした。



全体に剥がれ・クラックが無数に発生している状態です。
下地処理
高圧洗浄

先端のカバー内部で3つのノズルが回転しながら高圧水を噴射する機材のため、洗浄水が飛び散らず、入居者様の通行を妨げることなく高圧洗浄が行えます。
下地処理

0.1mm以下のヘアクラックの補修作業です。
0.1mm以下のクラックでも処理をしないと仕上がりの表面に影響が出るため、当店ではパテではなくセメント粉を使用しています。
パテを入れると補修跡が浮き出て見苦しくなるため、セメント粉をすり込んでクラックの底に“栓”を作り、2〜3日放置して空気中の湿度でわずかに水和反応させます。
これによりシーラーが奥へ抜け落ちず、クラック内にとどまったシーラーが穴埋めの役割を果たします。
接着強度が必要ない微細クラックに対して、強溶剤シーラーを前提とした昔ながらの理にかなった工法です。

塗床工事
シーラー塗装

写真右がシーラー後になります。入居者様が通行できるように片側ずつ行います。

片側のシーラーが乾いた部分を通行して頂きます。
日本ペイントの強溶剤系2液硬化型エポキシ樹脂「クリンカラーパワフルプライマー」を使用しています。
中塗り

こちらも片側ずつおこないます。
完成


使用した塗料について
塗材は、日本ペイントの強溶剤系2液硬化型ウレタン樹脂「クリーンカラーUベスト」を使用しています。
エポキシ樹脂系の「クリーンカラーE」は塗膜の厚みや強度に優れていますが、乾燥に時間がかかる点が難点です。
一方、ウレタン系の「クリーンカラーUベスト」は速乾性に優れており、居住者の生活動線を止められない現場では、入居者様の利便性を守るための最適な選択といえます。
クリーンカラーUベストの特徴
□バランスの取れた高性能
マンションの外部通路に使用する塗床材には、紫外線に強く、歩行による傷がつきにくく、
汚れにくい性能が求められます。
強度はE(エポキシ)に劣るものの、他のUシリーズ(水性や弱溶剤型)と比較すると、2液硬化型の強溶剤タイプである「Uベスト」は耐摩耗性・耐候性・耐汚染性に格段に優れており、頻繁に歩行がある廊下や階段でも長期間美観を維持します。
Uベストのメリット・デメリット
唯一のデメリットは、強溶剤特有の強い匂いがあることです。施工時は入居者様への配慮と十分な換気が必要ですが、その分、仕上がりの強固さと工期短縮という大きなメリットが得られます。
塗料選びのポイント
室内で使用が制限できない場所では水性タイプ、フォークリフトなどの重機が走行する場所ではEシリーズなど、塗床を行う場所や用途によって適した塗料タイプが異なります。
仕様詳細は、日本ペイントのホームページ「クリーンカラー総合カタログ」でご確認ください。
会社案内
「ペイント俱楽部」松山市勝岡町247番地2
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